ぶっとびの生きてる間

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最近マスタリングしてるよ〜から「音楽でお金を稼がないといけない」をやめるっていう内面のつっこんだ話にもなった

最近マスタリングをしています。

音楽創作系じゃない方からしたら「マスタリングって何?」って話だと思うんだけど、それをちゃんと説明するのは正直めんどくさいので、
ざっくり「楽曲を世に送り出すためにする最後の調整」だと思っていただければ。

昔の自分は『CDにするにあたって聞きやすいように音量・音質・曲の間の無音などを調節する作業のことです』って言ってました。イエスその通り。

 

ぶっとびは2018年からご依頼を受けてお仕事でマスタリングをするようになりまして。

これがコンスタントにご依頼いただけてて、なんとも嬉しい限り!
一回のお仕事が次のご縁につながるという、よく聞くけど自分の身に起こるとは思ってなかった嬉しい現象でずっとやらせてもらってます。ありがたい!!!!!!!!!

「マスタリングはぶっとびさんに決めてました!」とご指名いただいたこともあって、もうそのときは本当に飛び上がるほどの喜びでした。

 

マスタリングさぁ〜楽しいのよ〜。もうなにやってても楽しいのよね結構本当に。

今回は納期に余裕があるのでじっくりペースでやらせてもらってて、それも非常に良い。
これまでやらなかったことを試してみたり、実験とか試行錯誤をする余裕もある。

そのおかげで、レベルアップを実感しながら作業ができてます。
いつもなら、一つ終わって次のお仕事のときにレベルアップを感じるんだけど、今回は作業中に随時実感してる感じです。

できること、増えたなぁ!嬉しいなぁ!

 

ご依頼をこなすにつれて、だんだん自分の仕事の仕方もわかってきました。

「自分の快適さを大事にする」っていうのが、意外なほどクオリティに関わってくるなーなんてことも思ったりします。

だから、極力無理はせず。例外はあれど、「無理は例外であって通常ではない」って意識が持てただけでだいぶいいです。

 

めっちゃ正直なこと暴露するけど、一時期マスタリング方面でお金を稼ぐことを真剣に考えた時期もあったんだけど、
「同人界隈では難しいよな〜(赤字が基本の同人活動で高値を設定するとご依頼が来なくなるよな〜)」
「かといって商業でやるにはアレコレ足りんよな〜(機材もスタジオも腕も〜)」
って思ってたんよね。

でもなんつーか、今はそういうの関係なくなっちゃってるというか。

 

なんか、「音楽でお金を稼がないといけない」をやめられたから、あんまそういうことが気にならなくなったんだと思うんだよね。
稼ぐ・稼がない、はさておき。みたいな。

個人的にはいいことだと思ってます。
やりたいことを、余計な邪念なくやれてる感じがする。

とはいえ無償提供は嫌なので、お金はいただきますけども。
自分の技術を安売りするのも嫌なので、ある程度の金額設定してますけども。
今後値上げもするかもしれませんけども。

でもこう、これらも「私が嫌だから」っていう理由なのがいいと思うんだな!
「稼ぐためにはこうしなきゃ」じゃなくてさ。ちゃんと気持ちが介在してるというか。

「音楽でお金を稼がないといけない」は、音大まで出てる自分をなんとか一人前にさせたくて、あがいてた私の思考回路なわけです。
それをやめようとしてるんだよ。

そもそも一人前ってなんだよ。
あぁ、立派な人間になろうとしてるわけだ。それは今の自分をダメだと思ってるから、そういう考えになるわけだよ。ダメだから、立派にならなくちゃ!みたいな。
ダメな人間で結構じゃないか。大きく見せようとするんじゃあないぜ!

 

このへんの話はどうしても文字数増えちゃうね!
マスタリングの話をちらっとしようと思ってただけなのに、内面につっこんでいってしまった。

 

話は戻りますが、
ありがたいことに今年はあと2つほどご依頼いただいていて、そちらもとても楽しみです。

どちらも「私にやらせていただけるんですか!?」っていう喜び驚きのご依頼だったのでね〜!嬉しいね〜!

今やらせていただいてるお仕事も、とっても素敵なアルバムに仕上がっていってて、発表が楽しみなんだなぁ〜!
いろんな人の手に渡ってほしいな!